デイケアで
「回想法」実践 鳥取・米子医療生協
 一一月二九日、デイケアで「回想は最高の癒し」の講演を聞いた。「そういやー家に糸車があるので」「千歯こきがあったけー、稲こきをやってみようか」と支部運営委員が段取り。あっという間に実現しました。「千歯こき」は元禄年間に発明され、鳥取県倉吉で全国の八〇パーセントが生産されていたという解説までつけてデイケアで紹介。現役で百姓仕事に精をだし ている田中静子さん（92歳）に往時の扮装で実演してもらいました。それをみて、職員に支えられ、実際にやってみる人も。「家にもあった」と話が盛りあが りました。 即興の踊り、講演、リラックス体操なども出て、やんやの喝さい。いつもは「帰る!!」と言って職員がなだめるのに苦労する利用者も名残おしそう。「回想は最高の癒し」の実践となりました。 （岡村淑恵通信員） |
みんなで転倒予防体操 香川・高松平和病院
高齢化時代を反映してか、入院患者も、八〇代、九〇代が多くなりました。病気を治すだけでなく、何かを学んで帰ってもらおうと、転倒予防のための運動にとりくみました。
自分で自分の身体の管理ができるように、「筋力の低下を防ごう」と、月曜から金曜の三〇分間、デイルームで転倒転落予防体操をしています。
ビデオを作り、退院する人用にパンフレットもできました。研修医の先生も一緒に、イチ、ニイ、サン、シ。
（松尾まゆみ通信員）
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気2月号No.160より