住み続けられるまちに
甦った河川 福岡・不知火健康友の会
以前は澄みきった川のせせらぎにシジミや小魚などが生息し、季節が来るとホタルが飛び交い楽しませてくれました。最近は土砂の累積や雑草の繁殖で当時の面影はありません。 友の会は副会長と事務局で、県工務課と交渉し、行政協力員と協力し合って土砂を取り除く工事の要請を進めた結果、昨年三月と本年三月の二期に分け工事が 進められ、いまはきれいな河川に生まれ変わりました。 今後はゴミなどの放棄を出さないよう気をつけ、行く末は子どもたちの稚魚との戯れや「ホタルの里」などを想定した川づくりをめざします。 (平川繁) |
みんなで切干大根づくり 福島・会津医療生協
会津医療生協では、介護保険対応のデイサービスだけでなく、ナイトケア(自主事業としてのお泊り)という形で短期間泊まったり、長く住みつづけることもできる小規模多機能施設「あおぞらハウス」を、四月一日にオープンさせました。既存の民家を全面改築したものです。
デイサービスや短期間のナイトケアで、できるだけ利用者の在宅生活を支え、支えきれなくなったら長期滞在(住む)へと移行していく、という利用ができるのが特徴です。
利用者を在宅生活から切り離す形で入居する従来型の施設ではなく、デイサービスやナイトケアとの連携によって地域や家庭とのつながりを保ったままでの 「在宅生活継続支援型」をめざしています。
四月は近所の組合員が持ってきてくれた越冬大根をつかって、切り干し大根をつくりました。さっそく夕食の献立にしてみんなでおいしく食べました。
散歩で摘んできたふきのとうやよもぎを使って、天ぷらや団子づくりなどもしながら、楽しく過ごされています。
入居料は部屋代・食事代・介護保険利用料を全て含み四万円~六万円代で設定されていて、「一人暮らしが大変になってきたが、国民年金で入れる所がない」と困っていた組合員に希望を与えています。
(佐藤豊)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気7月号No.153より