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ニュース・プレスリリース

第19回 医学生のつどい【第3回事務局会議】

1998年1月24・25日

奨学生アンケートの結果に基づき「つどい」当日の会場の候補地を決めました
12月末の第1回実行委員会で、実行委員の皆さんに希望を出してもらった つどい 当日の候補地案を元に、全奨学生にアンケートを行いました。82名の返事がありました。

結果は

 
第1実行委員会
アンケート結果
 合   計 
北海道矢臼別でのフィールド

11

32

43

岡山での水島喘息フィールド

19

27

北海道での医療過疎地フィールド

45

52

長崎の平和フィールド

24

29

熊本の水俣病フィールド

22

26

となりました。

 今回の事務局会議で、開催地を決定することを、第1回実行委員会で確認していましたので、現実的に、そこでフィールドワークができるのか(宿泊、交通のことなど)を調べ、事務局で話し合いました。その結果、希望が一番多かった、北海道で の医療過疎地フィールドワークを行うことになり、開催地は、北海道に決定しました 。

実行委員会でも出ていた、どんなテーマでやるにしても、民医連の、地域の人々に密着した医療や運動を感じられるものにしよう、という意見をふまえ、「医療 過疎」という言葉は、無医村など、実際に医療機関自体がない状態を表わすと共に、「自分達の求める」医療機関、自分達の立場に立った医療をしてくれる病院 がない、という状態も表わしているのではないか、その中で、地域の人々と共に、民医連が行ってきた医療について知ることのできるフィールドワークにできた ら、という話になりました。具体的な場所としては、炭鉱で、じん肺患者さんの治療をずっとやっている芦別や、糖尿病患者さんの食事指導を病院の中でなく、 患者さんの家にいって行い 、成果を挙げている小樽、余市などがあがりました。

昨年のフィールドワークは、つどい本番ではとてもみのり多いものになったのですが、それが本番だけのものになってしまい、1年を通じた取り組みにならな かったことが反省の1つでした。今年は、つどい本番だけでなく、それを1つの通過点にして、つどいの前後に、それぞれの地元で奨学生を中心に、民医連と医 学生が一緒になって、学んだり活動したりしていこう、その中で、民医連、奨学生の魅力を打ち出したい、という意見が出ていましたが、今回、民医連が、地域 の人々と共につくっていく医療についてフィールドワークでふれることは、そのまま自分達の地元で、民医連のやっている医療活動についてふれることにつな がっていきやすいと思います。

また、当日の内容ですが、いつも出てくる、ハードスケジュールをなんとかして欲しい、という意見をふまえ、今年はなるべく企画数を減らして、全体として流れをつくった方がいいというはなしになりました。

実行委員会での意見を参考に、事務局で話し合った結果、次のような案ができました。
1日目に、基調でつどいの流れと3日間を通じて学んで欲しいことを発表し、その後、情勢企画で大きく今の医療情勢、医学生をとりまく情勢について考えま す。そして、フィールドの事前学習として、一番皆で考えたい、自分達の病院が欲しい、という患者さんの想いと共に民医連が展開してきた診療所医療につい て、患者さん 、医師などの声を聞きたいと思います。

そして2日目は、フィールドワークで今の情勢の現実を見て、帰ってきてから、民医連企画で、今の情勢の中で、自分がどんな生き方をするのか、どんな医療をしていくのか、それが民医連の医療とどう重なっていくのか考えたいと思います。

3日目には、活動交流と題して、全国で民医連と、奨学生を中心にした医学生がどんなことをしているのか発表しあい、奨学生活動の魅力を伝え、地元での活動につなげていきたいと思います。

6年生は、6年生企画として、民医連についての不安、疑問、要望を同じ卒年の学生同士存分にだしあい、民医連への理解を深め、確信を深めて欲しいと思います。

第2回目の実行委員会では、実行委員の皆さんが、実際に各企画プロジェクトに入って、つどい当日までに企画を形にしていくことになります。事務局で出た案 はあくまで案ですので、これを元に皆で話し合い、企画をよりよいものにしていきましょう。