民医連新聞

2003年1月21日

【見解】「『医療事故』、『事件』と私たち民医連の立場」 内外から反響、激励が

全日本民医連理事会は昨年末に「『医療事故』、『事件』と私たち民医連の立場」という見解を内外に表明し、多くの反響をいただきました。
 「これまで民医連の病院などでおきた事件や事故報道に接し、苦にがしく思っていたが、事故をなくすための民医連の真剣な努力や立場がわかった。また、こ れまで知らなかった民医連のとりくみについても知ることができた。信頼を回復することは、容易ではないが、がんばってほしい」。このような激励の声がたく さん寄せられました。
 「見解」で表明したように、私たちは、ひき続き、医療事故をなくすために最大限の努力をおこなっていく決意です。医療事故のとりくみは「これだけやれば、安全、安心」ということはまずありません。絶えず、学び、点検し、改善につなげることが大事です。
 同時に、医療機関の努力だけでは、事故を根絶することはできません。報道のあり方や教訓の普及のあり方、日本の医師や看護体制のあり方、診療報酬の問題など総合的な問いかけがされ、多くの関係者が力を合わせてとりくむ必要があります。
 民医連の医療機関で起きた痛恨の出来事から、私たちが学んだことが、民医連内に留まらず、日本における医療事故をなくすために役立つことを願うもので す。そのためにこのたび発表した「民医連の見解」が議論の一端となれば、と考え、あらためて『民医連新聞』の号外として発行しました。職員や共同組織のみ なさんがぜひ読み、まわりの関心のある人たちにも配布してください。
 また「医療事故」「事件」を口実にした、いわれのない攻撃に対しても、この見解の立場で冷静に断固として、対応してほしいと思います。(長瀬文雄・全日本民医連事務局長)

(民医連新聞 第1298号 2003年1月21日)

リング1この記事を見た人はこんな記事も見ています。


お役立コンテンツ

▲ページTOPへ