民医連新聞

2024年6月18日

患者に寄り添い専門性発揮を 新卒薬剤師初年度研修会ひらく

 5月18~19日、新卒薬剤師初年度研修会を都内で4年ぶりに集合形式で開催。17県連から57人の新卒薬剤師とチューターの先輩薬剤師10人を含め、84人が参加しました。
 1日目は、全日本民医連薬剤委員会委員長の野口陽一さんが、民医連の理念や民医連薬剤師に求められることを報告。順天堂大学大学院教授の武田裕子さんが「健康の社会的決定要因(SDH)の視点に立って考える薬剤師の役割」について学習講演しました。
 2日目は、宮城民医連事業協同組合の金田早苗さんが、民医連薬剤師としての歩みや薬害根絶へのとりくみ、東日本大震災支援の状況を報告。先輩薬剤師からのメッセージでは、病院と保険薬局の先輩薬剤師が、日々の業務内容や仕事への姿勢を報告しました。
 研修会の最後に「どんな薬剤師をめざすか」をテーマに班討論。「SDHの視点に立ち、患者に寄り添い心身の負担を軽減できる薬剤師」、「困難を抱える人たちに自分の専門性を用いて働きかけることができる薬剤師」など各自が思い描く薬剤師像を発表しました。(全日本民医連医療部 増田純也)

(民医連新聞 第1808号 2024年6月17日号)

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