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民医連事業所のある風景 東京 福祉協同サービス三郷営業所 地域に根ざした事業所 「誰もが地域で幸せに暮らせる社会」へのとりくみ

 2000年に介護保険制度が施行されて、20年以上が経ちました。
 介護保険の福祉用具貸与サービス等にかかわる企業・法人や事業所の努力により、在宅での福祉用具は介護保険以前に比べて、量も品質も飛躍的に発展を遂げました。介護保険の福祉用具貸与サービスは、利用制限や自己負担の問題を除けば先進ヨーロッパ諸国レベル並の福祉用具供給体制が構築されたと思います。
 当社は、2002年11月に千葉民医連事業協同組合、株式会社外苑企画商事、保健医療福祉協同組合が出資して会社が設立されました。設立当初の主要な事業は、介護保険サービスの「福祉用具貸与」、「福祉用具販売」、「住宅改修業」の3つでした。
 写真の三郷営業所は、2020年1月に三郷市谷口へ建設移転した新社屋になります。この建物の中には、商品管理課、営業・営業サポート課、住宅改修課と3つの課があります。自社商品を保管する倉庫として機能も有し、職員32人の当社で一番大きな規模の営業所になります。
 商品管理課は、細部にわたる清掃・消毒やメンテナンス作業をおこないます。営業サポートは、出荷準備や伝票作成や連絡調整をおこないます。このように社内外の多くのかかわりと協力によって、営業職が利用者宅へ自信を持って福祉用具や住宅改修の提案、商品説明などをおこなっています。21年度より3期続けて大学新卒職員が入職しました。これまで20年間を支えた職員とともに、さらに「新しい風」を巻き起こし、地域の皆さん(国民)に福祉用具を提供できるように、日々奮闘したいと思います。

新たな事業の確立、共同組織「友の会」とのかかわり

 2021年から、新たな事業として病院や介護施設に向けて福祉用具レンタル・販売事業を開始しました。病院・施設の福祉用具は、在宅での福祉用具とは異なり、1990年代レベルにとどまっている例を多く見てきました。病院や施設で利用する福祉用具を、在宅以上の水準に引き上げられるように、民医連の病院や施設を中心にとりくみをおこなっています。
 2021年9月から共同組織「友の会」事務局と協議を重ね、福祉用具を取り扱う事業所の特性を生かして、友の会会員特典として販売カタログ商品2割引販売や、販売期間と特価品目を定めて「特価チラシ」を定期ニュースへ差し込んで販売をしています。特価品を限定することで、推奨商品の廉価な提供をおこなえています。
 また、「友の会」の開催する保健講座では、福祉用具の体験会を開催しています。実際に触れることで、福祉用具をより身近な物として、認知していただけるように活動をしています。
 私たちの夢は、地道な活動を全国の共同組織にも広げ、「国民に福祉用具を広げること」です。地域に寄り添い、安心・安全な福祉用具を提供する事業所として、日々切磋琢磨していきます。
福祉協同サービス 三郷営業所 管理者 中川 真一郎)