誰も取り残さない医療を　新卒薬剤師研修会を開催

　５月２４日、２０２３年度新卒薬剤師研修会をＷＥＢで開催し、２５県連から新卒薬剤師６９人を含む、８１人が参加。今回は各地協から選ばれた先輩薬剤師１３人が班討論のチューターを担いました。
　最初に、全日本民医連副会長の根岸京田さんが「民医連薬剤師への期待」をテーマに学習講演。民医連の理念とその変遷、医療従事者に必要とされる役割などについて語りました。
　その後の「先輩薬剤師からのメッセージ」では、新卒薬剤師たちへ仕事のやりがいや応援の言葉を伝えました。班討論はチューター役の先輩薬剤師たちの進行で、学習講演や「先輩薬剤師からのメッセージ」を聞いての感想、仕事の悩みやコロナ禍の今を、薬剤師としてどうみるかなどについて意見交換。またフリップを使用して、「自分がどんな薬剤師になりたいか」の発表も行われました。
　研修会後の感想では「本当に困っている人、助けを必要としている人を見逃すことなく、誰も取り残さない医療の提供を今後意識していきたい」「既に病棟業務を始めている同期がいるなど、自分も負けないようにがんばって、早く多くの仕事をできるようになりたいというモチベーションにつながった」といった声が出ました。（全日本民医連医療部　増田純也）

（民医連新聞　第1785号　2023年6月19日）