民医連新聞

2022年9月6日

経済的不安なく学べる環境を 看護学生が国に要請

 7月29日、全日本民医連はオンラインで、「看護職をめざす学生への緊急支援給付金制度の継続・拡充と2023年実施医療職国家試験においてコロナ陽性者への追試を求める要請」を厚生労働省・文部科学省へ行いました。各地の民医連看護学校の学生が動画で、「コロナ禍でも医療従事者の姿に憧れ、看護師になる夢を抱いているからこそ課題にとりくめている。新型コロナ感染の第7波は、看護学生の生活をさらに経済的な困窮やお金の心配が隣り合わせとなる状況に追い込んでいる。昨年と同じように学生支援給付金が必要」「いつ誰が感染してもおかしくない状態。そのような状況でも目標に向かってがんばっているすべての学生に、追試の機会を保障してほしい」と自分の言葉で訴えました。
 文部科学省担当者は経済的支援に対し「経済的な理由で就学を諦める学生が生じないよう、状況を注視していく」と回答。国試追試に対して厚生労働省担当者は「本試験と同等の質の問題を担保するのは困難であるため、実施はできない」と回答しました。
 今後も、一人でも多くの学生が経済的不安なく学べる環境整備、国試追試の実施に向けて運動を継続していきます。(全日本民医連職員育成部 保木本佳子)

(民医連新聞 第1767号 2022年9月5日)

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