民医連新聞

2021年11月2日

公正な判決求める天海訴訟の支援を

 重度の障害を抱え、福祉サービスを利用していた天海(あまがい)正克さんが、65歳になると介護保険の利用が優先されることで、「千葉市の障害福祉サービスが打ち切られたことは、年齢による差別」と同市を訴えた天海訴訟(本紙2020年11月16日付の6面に記事)。5月18日、千葉地裁は、障害者が65歳になった時、介護保険の認定申請をせず、ひきつづき「支援法」による自立支援給付の申請を行った場合、その申請は不適法として却下されるべきものとする不当判決を言い渡しました。同様の訴えで全面勝利した岡山の浅田訴訟とは判断が異なるものです。
 東京高裁で控訴審が始まりました。
 天海さんは、「障害者の生活を顧みない不当な判決」「65歳になったからといって障害者福祉給付を打ち切ることは絶対に許せません」「自助・共助・公助の誤ったルールを正していきたい」と高裁での逆転勝利の決意を訴えています。
 全日本民医連は、「天海訴訟を支援する会」からの要請をうけ、東京高裁で公正な判決を求める団体・個人・ネット署名にとりくみます。
 詳細は、第ア―585号に掲載しています。

(民医連新聞 第1748号 2021年11月1日)

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