民医連新聞

2003年9月15日

第24回医学生のつどい 「平和」について考えた3日間

 「民医連の医療と研修を考える医学生のつどい」が八月一九~二一日、広島市内で開かれ、医学生一三〇人を含む二九八人が参加しました。二四回目の今年は「咲かそう世界に平和の花を」がテーマ。

 「民医連を知る」「社会医療情勢について学ぶ」「交流し、様ざまな考えに触れる」の課題を受けて「自らの医師像を探求しよう」「何をすべきか考え、できることからはじめよう」「各地の奨学生活動を盛り上げ、たくさんの仲間をつくろう」を目標に据えました。

 初日に山瀬明さんの被爆体験の講演をきき、翌日午前は広島平和記念資料館、平和公園内の祈念碑をめぐるフィール ドワークを行いました。午後は「戦争の歴史と背景に迫る学生レポート」と民医連の青年職員がとりくんでいる平和自転車リレーに参加して(北海道)、原水爆 禁止世界大会に向かうピースウォークに参加して(東京)、PEACE LIVE IN SUMMERのとりくみ(山梨)の平和活動を報告。

 奨学生活動交流企画「真っ向奨学生」では、寸劇や、先輩医師のミニ講演などで民医連の奨学生について考えるとともに「一人称で奨学生を語ろう」を合い言葉に、それぞれの言葉で奨学生や、民医連への思いを語り合いました。

 六年生企画では全日本民医連顧問で被団協の肥田舜太郎医師に、原爆投下当時医師として治療に携わった経験や、民医連創設から今日までの自らの医師人生のあゆみについてききました。

 今回のつどいで奨学生を決意する学生が生まれました。誰もが願う平和のために様ざまな運動にとりくむ民医連の姿、民医連の奨学生として元気に活動する実行委員たちの姿に一般参加の学生も大いに刺激に。

 また、今年のつどいのテーマソング「世界に一つだけの花」を交流会の場などで手話で練習。閉会式では参加者全員で大合唱するなど、平和を願う思いで参加者が一つになることができたつどいでした。

(民医連新聞 第1316号 2003年9月15日)

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