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ニュース・プレスリリース

民医連事業所のある風景 山梨/巨摩共立病院 医療・介護活動の推進と盤石な経営を

春は一体が桃源郷に

 巨摩共立病院は山梨県西部に位置する南アルプス市(旧櫛形町桃園)に1965年11月に産声をあげました。「桃園」という地名のように春は地域一帯に桃の花、桜の花で「桃源郷」です。病院南側には富士山、北側には八ヶ岳など百名山に名を連ねている美しい山々に囲まれ、まさしく四季折々の景色は感動そのものです。

無差別・平等の地域包括ケアの実践に向け

 山梨県の峡西地域(南アルプス市と周辺地域)において急性期病棟、回復期リハ病棟、療養病棟(計151床)の入院機能を持ち、災害支援病院として地域の医療機関・各事業所と連携をとり、地域からは当院に期待が寄せられています。また、外来では慢性疾患患者管理、デイケア(定員37人)、訪問リハを実施しており、外来~入院~外来・在宅(訪問診療)とリハビリの展開も積極的に行っています。
 隣接して歯科診療所、保険調剤薬局、高齢者複合施設(デイサービス、ショートステイ、高齢者住宅)、在宅ケアステーション(訪問介護・ケアマネ)、サテライト診療所があり、連携し医療活動を行っています。地域で安心して暮らせるよう無差別・平等の地域包括ケアシステムの実践に向けて活動しています。

職員と共同組織が地域で健康づくり

 2017年4月現在、南アルプス市の人口は約7万2000人、世帯数約2万7300世帯。2040年の推計人口は約10%減少し、約6万4000人と見込まれています。平均年齢も現在の46歳から51歳と5歳上がる予測です。現在も高齢化が進むなか、桃、さくらんぼなどの果樹栽培の後継者は減少し休耕畑が増加しています。
 そのようななか、共同組織「峡西健康友の会」(加入世帯数2782:南アルプス市世帯数の約10%の加入)は、職員を講師に「保健大学」、スーパー前での「青空健康相談会」、班会など職員とともに活発な活動を行っています。6月から、寄り合い処「ももその」が始まる予定で準備がすすめられています。また、「いのちと健康を守る峡西・峡南地域連絡会」(他団体と結成・会長は当院の深沢院長)では南アルプス市と対市交渉を定期的に実施し、市内巡回のバス導入、そして4月より18歳高校3年生までの医療費窓口負担の無料化(県内の市で初)が実施されました。現在は重度心身障害者医療費(成人)窓口負担の無料化の運動を行っています。

職員で一致団結し

 当院の2017年度方針は「医療・介護活動の推進、そして全職員参加による経営を盤石なものにしよう!」を掲げています。この目標が達成できるように、職員一致団結してがんばります。
巨摩共立病院 事務長 千葉 里美)