民医連新聞

2002年11月11日

第18回全日本民医連青年医師交流集会/ “おいでやすプライマリヘルスケア”

第18回全日本民医連青年医師交流集会が10月25~27日、京都で行われ、医師211人含め269人が参加しました。3年ぶりの開催です。
 集会のメインテーマは、「おいでやすプライマリヘルスケア」。1日目、下正宗東葛病院副院長の講演をもとに討論を行いました。
 2日目午前は「リフレッシュ企画」。清水寺、大原三千院、比叡山方面へ出かけ親睦を深めました。
 午後は安斎育郎・立命館大学教授が講演。「科学的なものの見方~スプーン曲げって超能力?」をテーマに、実例・実演も含めユーモアたっぷりの話で青年医師を引きつけました。
 その後は5分科会。「研修問題」では「自分たちでつくる研修プログラム」をテーマに活発に討論。「指導医養成講座」は3班でワークショップとディスカッ ション。「往診講座」ではまいづる協立診療所の高塚光二郎医師が講演。往診の考え方や家族・患者への接し方、家族の思いなどをビデオも使ってレクチャーし ました。「医療倫理」の分科会では、医療倫理問題の解決法である「四分割法」の学習。偶然にも「患者本人にガン告知を拒む家族」が4班中3班でテーマに。 「医師の過労死」の分科会は、研修医の息子さんを過労死で亡くした森大量さんが講演。切実な心情を語り「医師が良いコンディションで診療することは、患者 の利益でもある」と強調。
 3日目は「プライマリヘルスケア」をシンポジウムでさらに深めました。
 実行委員会は「琵琶湖アピール」を出し、集会で「全国の青年医師が出会い、様ざまな思いを語り交流し、プライマリヘルスケアを通して民医連医療を語り合 う」ことができたとのべ、「今後も全国青年医師交流集会を継続していこう。自分たちの力でこれからの民医連をつくっていこう」と呼びかけました。

(民医連新聞2002年11月11日/1292号)

リング1この記事を見た人はこんな記事も見ています。


お役立コンテンツ

▲ページTOPへ