アスベスト対策

2007年11月29日

尼崎アスベスト訴訟 口頭弁論に140人傍聴 尼崎医療生協

 【兵庫発】アスベスト被害者の遺族が国とクボタに損害賠償を求めた訴訟の第一回口頭弁論が一〇月五日、神戸地裁でありました。一四〇人が傍聴しました。
 責任を認めない国とクボタに対し、原告たちは「がまん強かった父が苦しみ、もがき続けて亡くなった。クボタは全面的な補償をせず、救済金制度で事を済ま せようとしている。責任回避は断じて許せない」「妻は『国との裁判はみんなで立ち向かっていくしかない。後に続いて』と言いながら亡くなった。遺志にした がい、最後までたたかう」と陳述しました。
 「アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会」の会長・船越正信医師(当生協理事長)は、公判後の報告集会で「危険を知りながら、アスベストを使用 し続けた企業と、使用禁止を遅らせ被害を拡大した国の責任は重大。クボタがアスベストを大量に使用したのは昭和二九年~平成七年。発症が増えるのはこれか ら。原告とともに勝利するまでがんばろう」と訴えました。
(粕川實則、事務)

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