民医連新聞

2013年12月2日

もんじゅ君のエネルギーのおはなし 第14回 ラクしてあったか!冬の節電 文・絵 もんじゅ君

 もんじゅ君です。ボクの暮らす北陸ではいよいよ冬到来。みんなは冬のそなえはだいじょうぶ? 寒さが厳しくなると電力の使用も増えてしまうけれど、できればあたたかさと節電を両立させたいよね。きょうは冬の省エネについて、みんなにご紹介するよ。

冬も夏も、省エネのコツはおんなじ!

 寒いときも暑いときも、省エネのポイントはじつはおんなじ。それはずばり、「熱をにがさない」こと。冬なら寒さを外から「入れない」、室内のあたたかな空気を外に「のがさない」、このふたつがたいせつなんだ。

窓ガラスから熱をのがさない工夫を

 おおきな窓ガラスがあれば、昼間はそこから太陽の光が入ってきて室内をあたためてくれるけれど、夜になると熱も逃げていってしまうの。二重や三重のサッシにできればいちばんいいけれど、それには工事やお金も必要になるから、なかなかむずかしいでしょ。
 そこでカーテンの丈を床まで届く長さにしたり、レールにすっぽりとカバーをかけて、カーテンの上下から窓ガラスへと空気が循環しないようにするといいんだ。カーテンの布地を厚いものに替えるのも有効だよ。
 最近では、ガラスに貼る結露防止シートがあるから、そういうものを使うのもいいね。

きょうからできる冬のあったか節電

 そのほかにもコツはたくさんあるんだよ。
□「暖房をかけるのはリビング」などとへやを決めて、家族みんなで集まってすごす
□エアコンの設定は18~20度に。ちょこちょこ変えず、おまかせ運転がベター
□室内の温度が均一になるよう、場合によってはサーキュレーターや扇風機を併用
□ホットカーペットの下には銀色の遮熱シートを敷く。床に熱がにげにくくなって○
□電気での暖房より、灯油やガスを使うもののほうが基本的には省エネ(火事に注意)
□寝る前に、ふとんに湯たんぽを入れておく。そのまま眠るときは低温やけどに注意を
□冷蔵庫・冷凍庫の設定が夏用の「強」のままになっていたら「中」「弱」に変える
 ぜひ、できることから始めてみてね。

shinbun_1561_03

もんじゅ君/高速増殖炉。エネルギー問題のやさしいニュース解説で知られ、ツイッター(@monjukun)のフォロワーは10万人超。著書に『おしえて!もんじゅ君』(平凡社)など。公式サイト:http://monjukun.com

(民医連新聞 第1561号 2013年12月2日)

リング1この記事を見た人はこんな記事も見ています。


お役立コンテンツ

▲ページTOPへ