民医連新聞

2013年12月2日

憲法なう(7) 日本国憲法の誕生(3)

 政府は憲法の試案を国会に提出し、国会での可決等々すべての必要な手続きを踏まえ、できあがった憲法は一九四六年一一月三日に公布、翌四七年五月三日に施行されました。
 ここまでの話し合いの中で、例えば「外国人への平等な法の保護」が削除されたり、国会は一院制という規定を衆議院と参議院の二院制へと変えたり、良くも悪くもさまざまな変更が加えられました。
 ともあれ、日本は(1)国民主権(国の最高の統治者は国民であること)、(2)基本的人権の尊重、(3)平和主義(武力を放棄し、対話で国際紛争を解決 すること)を大きな柱とする新しい憲法を制定したことで、民主主義国家として再建するスタートをきったのです。
 次回から、いよいよ憲法の中身の話です。

明日の自由を守る若手弁護士の会

(民医連新聞 第1561号 2013年12月2日)

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