民医連新聞

2013年9月2日

私のお仕事 共同組織担当者

 多彩な職種が働く民医連事業所。それぞれが専門性ややりがいを語る連載。6回目は共同組織担当者です。

地域の要望をコーディネーターとして

 共同組織担当者の大切な役割は「事業所と地域をつなぐ存在になること」です。地域から「熱 中症にならないようにどうしたらよいか?」「終末期医療について知りたい」などの要望が出れば、医師や他の職種に相談。また、共同組織で青空健康チェック や体操教室などの健康づくりをとりくむ際に、私たちは医療職を派遣するためのコーディネーターになります。
 私が担当している金沢北健康友の会の会員数は約1万8000人。9つの支部があり、77の班が年間約650回の班会を開催しています。
 班会は一人暮らしの人のためのお食事会(写真)や流しそうめん、足湯、笑いヨガなど、多彩な内容。私は支部の世話人会にも参加し、支部や班の様子を支部 担当の職場に伝えます。「わくわく通信」(ニュース)も毎月発行し、友の会の活動や職員の奮闘を発信。そのためたくさんの職場に足を運んで、記事集めをし ています。
民医連の精神が感じられる
 当友の会で運営する助け合いのとりくみ、生きがいセンター「まつもとてい」が創立3周年を迎えました。ここに集まる人たちは育った環境も、歩んできた人 生も、年齢も違います。「まつもとてい」が大切にしてきたことは「どんな事情があっても、その人に寄り添い、いっしょに問題を解決していくこと」「得意な こと、仕事の経験、性格などを見ながら、その人が『やりがい』を持てるように気配りしていくこと」です。
 一人ひとりを大切にするとりくみは、民医連運動の精神そのものではないかと感じています。

元気が出る職場

 職員から「病院以外の場所で地域の方と関わることができて、活動の意義を感じた」と言ってもらうと、とても嬉しいです。また「楽しみながらやる」をモットーに、健康づくりにとりくむ人たちの姿は生き生きしており、たくさんの元気をもらいます。
 地域の声をきくことで元気が出て、民医連の活動にも確信がもてます。共同組織と関わることは若い職員が成長できる場だと実感しています。(石川・城北病院地域活動室 萱野真実)

 書き手募集! 保育士やボイラー技士、送迎運転の方を募集しています。メールでmin-shinbun@min-iren.gr.jpに氏名と事業所名を明記し、ご連絡ください。

(民医連新聞 第1555号 2013年9月2日)

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