もんじゅ君のエネルギーのおはなし第４回　夏の節電は、ラクしてすずしい方法で文・絵　もんじゅ君

　こんにちは。蒸し暑くなってきたね。７月から各地の原発の「再稼働したい」って申請が、国の原子力規制委員会につぎつぎ出されそうなの。そうはいっても基準をクリアしないと運転許可はおりないし、検査には原発１基につき、はやくても半年ほどかかるそうだから、あらたな再稼働はすぐにはなさそう。

原発ゼロでも夏はのりきれる

　だからこの夏も、日本じゅうで稼働する原発は福井の大飯くん２基だけということになるの。去年の夏もおなじ状況だったけど、それでも電力不足にはならなかったんだ。
　大飯くんのパパの関西電力さんも「2012年の夏の電力需要をあとから計算したら、じっさいには原発がなくても電気は足りていた」といっていたから、どうも節電をがんばれば原発はなくても夏はのりきれるみたい。

「節電」は気楽にたのしく

　そこでこの夏も「節電しよう」っておはなしがあちこちでされると思うの。節電には「しんどい」ってイメージもあるかも。だけど、いやなことをガマンするんじゃなくて「くふう」によって快適さはそのままで使う電力が減る、そんな節電を今年はやってみようよ。

すぐできる冷房の節電ポイント

□エアコンの設定温度は２７～２９℃に
□扇風機とあわせて使う
□フィルターはこまめにそうじ
□ひんぱんにスイッチを入れたり切ったり、設定温度を変えたりは、かえってＮＧ
□昼だけ強めにかけるより、朝８時ごろからゆるめに長くつけるほうが、からだにやさしく、電力のピークシフトに貢献
□家を出るときにはカーテンを閉める
□カーテンは遮光性の高いもののほうが日射しをカットし、部屋をあたためない
□帰宅したら、窓を開けて換気扇も使って熱を外に逃がしてから、エアコンをＯＮ
□室外機は直射日光にあてない
　ムリは厳禁。とくに赤ちゃんやお年寄りのいるおうちは気楽にかんがえてね。