民医連新聞

2013年3月4日

民医連創立60周年記念事業について

 全日本民医連創立六〇周年のスローガンやロゴが決まり、記念事業が進行中です。実行委員長の柳沢深志副会長が評議員会で行った発言要旨です。

 一九五三年六月七日、東京・中野区橋場公会堂で全日本民医連が結成されてから六〇年。当時須田朱一郎会長は次のように訴えました。「私たちは新しい医療 活動の型を創造していると確信する。病める患部を、その患者の生活全体として診ること。医師、看護婦、事務、診療所が患者とその家族、もっと多くの同じよ うな生活とたたかっている人たちと力をあわせて治療し、健康と、健康がささえられる生活を守ろうとしている」―まさに疾病を生活と労働の場でとらえる、共 同の営み、といった民医連の原点があります。
私たちには、組織と運動、先人の努力と苦悩、そして喜びに満ちた六〇年の歴史を、再度学んで我が物とし、継承・発展させていく責任があります。
記念事業実行委員会は、全日本民医連役員や様々な地協、職種、若手職員、共同組織の代表を加えた一八人で、事業を立案しました。
スローガンは Fly High!切り拓こういのち輝く平和な未来へです。五〇周年からの一〇年間、私たちはドクターウエーブをはじめとする、医療を良くする運動の先頭に立って きました。民医連外の個人、団体とも連携を広げ、深め、メディアからも注目され、「医療のことなら民医連」といった信頼が広がったことを踏まえたもので す。
企画のコンセプトは(1)参加型(2)六〇年の歴史と存在意義を再確認(3)若い職員が参加できる事業(4)共同組織とともに(5)民医連外の組織個人に も参加いただく「架け橋」としてのとりくみ、の五点です。事業を成功させる、創意あふれるとりくみを期待します。

(民医連新聞 第1543号 2013年3月4日)

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