民医連新聞

2013年1月7日

はじめまして けいはん医療生協です

 昨年一〇月、大阪の「けいはん医療生活協同組合」の二つの診療所と二つの訪問看護ステーションが、民医連に加盟しました。

 はじめまして。医療生活協同組合創立二一年目にして、昨年一〇月、みなさんの仲間入りをした「けいはん医療生活協同組合」です。
 民医連加盟まで少し遠回りをしましたが、加盟の論議の中で改めて、私たちの住む大阪・京阪沿線に「住民が主人公」の組織・事業所をつくった原点に立ち戻 り、リフレッシュすることができました。零細企業的な“アカ(垢)”が多少ついていると自覚していますが、みなさんの隊列に加わり、組合員・職員一体と なって「いのちの平等」を掲げ、がんばる決意です。よろしくお願いいたします。
 最初に民医連のみなさんの温かさを実感したのは昨年一〇月三一日、大阪民医連学習決起集会に私たち一七人で参加した時のこと。集会終了後、普段はポー カーフェイスの五〇代の看護師さんが、少し興奮気味に「三五年ぶりに看護学校の同期生に会ったの!『民医連加盟おめでとう!がんばろうね』と言ってくれ て、抱き合ったのよ」と。私も思わず「良かったね!」。これから、こうした連帯とぬくもりを備えた民医連の仲間とともに、医療・介護・福祉事業を通じて、 いのちや暮らし、平和を守り発展させる運動に強くかかわっていけることを喜んでいます。
 けいはん医療生活協同組合の組合員・職員の学習テキスト『けいはん・まるわかりパンフ』掲載の詩を紹介して、全国の民医連のみなさんへのごあいさつとします。
(小寺正、専務理事)

「ずっと元気にこの街で」

京阪沿線に沿って わたしたちの街はある
淀川の流れをみて 生駒の山をみて
ちいさな暮らしの灯を 大切にして生きてきた

この街で 生まれ育った
この街で 元気に暮らしたい
この街で 笑顔をひろげたい
この街で いのちまもりたい

遠くの親戚より近くの他人
そんなことばのように 身近なところに
わたしたちの医療生協がある

助け合っていく大きな力がある
住み慣れた街にふさわしい
地域の保健・医療・介護・福祉のネットワークがある
無限の可能性がある

小さな力もひとつひとつが寄り添えば
大きな力になって 朝には花を咲かせてくれる
ずっと元気に生きていくことができる

この街の風のいろが 好きだから
人と人のかかわりが 好きだから
大きくしげる樹が 好きだから
輝く太陽と平和が 好きだから

京阪沿線に沿って わたしたちの街はある
たくさんの歴史を刻んだ わたしたちの街はある
豊かな生活をめざす わたしたちの街はある
ここに医療生協がある ずっと元気にこの街に

(民医連新聞 第1539号 2013年1月7日)

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