民医連新聞

2012年11月19日

「核兵器全面禁止を」 国連で要請行動

 全日本民医連の山本淑子事務局次長が、一〇月七~一五日、日本原水協代表団の一員として、ニューヨークで開催中の国連総会への要請行動に参加しました。核兵器の全面禁止を求める日本の声は、どう受け止められたでしょう、山本次長の報告です。

*  *

  アンゲラ・ケイン国連軍縮問題担当上級代表に、日本で集めた二一〇万筆の「核兵器の全面禁止を求めるアピール」署名目録を手渡し、潘基文事務総長と国連総 会議長に提出をお願いすると、ぜひ活動を続けるようにと激励されました。
 各国政府代表には、(1)核兵器全面禁止を一致して決議、(2)二〇一五年のNPT再検討会議に向けて、核兵器全面禁止条約の交渉をすみやかに開始すること、の二点を要請し、積極的に受けとめられました。
 しかし日本政府は「核廃絶は究極的課題」の立場で、代表団帰国直後、国連第一委員会で発表された「核軍縮の人道的側面に関する共同声明」にも参加拒否。唯一の被爆国でありながら、アメリカの核の傘にしがみつく日本政府を変えなければいけません。
 面会した方には広島共立病院が発行した『ピカに灼かれて』(英訳付)を贈呈。手にしたドゥアルテ前上級代表から「Never forget, keep  fighting.」とのメッセージもいただきました。国際政治の流れは核廃絶に向かっています。広島・長崎を忘れずにたたかい続けましょう。

(民医連新聞 第1536号 2012年11月19日)

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