民医連新聞

2012年11月5日

使ってみよう ソーシャルメディア(1) 基礎知識編

 新 連載のテーマは「ソーシャルメディア」です。脱原発をはじめとした運動などにも使われるようになったTwitterやFacebook(以下FB)を中心 に、学んでいきましょう。今回はこの2つのメディアの基礎を紹介。ナビゲーターは、「株式会社きかんし」のスタッフの皆さんです。

 Twitter、Facebookとは?
 TwitterとFBは、社会的ネットワークが構築できるウェブ上のサービスです。インターネットに繋がったパソコンや携帯、スマホなどの端末があれ ば、誰でも無料で利用できます。リアルタイムで情報発信でき、遠くのユーザーとも交流できる、新しいツールです。利用法も情報収集や発信、コミュニケー ションなどはユーザー次第です。

 Facebookってなに?
 FBは約9億人が利用する世界最大のソーシャルメディアです。自分の近況を写真やコメントなどでアップし、公開する仕組みです。原則的に実名登録制で、 経歴などプロフィルを公開するユーザーが多いのですが、プライバシーの公開範囲などは任意で設定できるようになっています。
 出身校や職場でユーザー検索する機能もあり、疎遠になっていた友人との再会や情報交換も可能。投稿にコメントしたり、「いいね!」ボタンを使うと、文章や画像・映像への「共感」を簡単に相手へ伝えられます。

 Twitterってなに?
 140字の制限文字数の中で「つぶやき(ツイート)」を投稿します。興味のあるユーザーをフォローすることで、そのユーザーのつぶやきが、リアルタイム で自分のタイムラインに表示されていきます。逆に自分のツイートも、すべてのフォロワーのタイムラインに表示されます。他人のツイートを広めたり、返信し たり、利用者同士が交流できる機能もあります。また、最近では多くの著名人も利用しており、一般の利用者が著名人宛に投稿するなど、気軽さも特徴です。

 ソーシャルメディア利用の目的は
 TwitterやFBは海外の「ウォール街占拠・デモ」、国内では「脱(反)原発デモ」の重要な情報伝達手段となりました。私自身も、脱原発デモへの参 加はTwitterの情報がきっかけでした。拡散された情報により、毎週金曜日の首相官邸前の抗議行動は7月には主催者発表で20万人もの人が集まりまし た。
 ソーシャルメディアプロデューサーの立入勝義氏は著書『世界を変えたソーシャルメディア革命の落とし穴』(日本文芸社)で「高齢者や若者に普及して、人々の声が社会に吸い上げられ、為政者はそれらに耳を傾けて欲しい」と語っています。
 まだ、FBやTwitterを使っていない人は、このように「便利な道具」として試してみてはいかがでしょうか。
(株式会社きかんし 大城伸樹)

(民医連新聞 第1535号 2012年11月5日)

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