民医連新聞

2012年8月20日

原水爆禁止世界大会 民医連・韓国代表団がシンポ

 原水禁大会二日目にあたる八月五日、大会に参加した韓国の人道主義医師実践協議会(人医協)ならびに保健医療団体連合などの代表と全日本民医連は、ミニシンポジウムを生協健康プラザで開催しました。日・韓相互の運動の理解をすすめることが目的です。
 はじめに、藤末衛全日本民医連会長が「超高齢・成熟社会の日本からTPPを拒否し、東アジアの医療・福祉連帯を考える」というテーマで、権利としての社 会保障をめざしてきた民医連の歴史と運動について報告しました。つづいて、小西恭司副会長が「福島原発事故と民医連運動」について、野田浩夫副会長が「健 康権」、広島共立病院の青木克明医師が「被爆者医療」について報告しました。
 韓国からは、人医協のジョン政策局長が「TPPとFTAによる国民の健康の災い」、保健医療団体連合のチェ政策局長が「韓国の反核運動」をテーマに報告しました。
 シンポでは戦前の両国の医療運動の歴史などについても認識を深めることができ、TPPなど共通する課題で今後も大いに交流や連携を強めることを確認しあいました。
(箱木五郎、全日本民医連国際部事務局)

(民医連新聞 第1530号 2012年8月20日)

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