民医連新聞

2012年5月7日

学ぼう総会方針 講師養成講座ひらく

 全日本民医連は二月の第四〇回総会を受け、三~六月の四カ月間を「総会方針学習月間」とし、閉塞感を打ち破る運動と学習を結び、全職員の学習会参加を呼 びかけています。それに先立ち、全日本民医連は四月一三日、総会方針講師養成講座を開催。全国から二〇〇人余が集まりました。
 参加者からは「『架け橋』や『健康権』がキーワードになっているが、深いところで理解しないと語れないと感じている」などの声が出され、長瀬文雄事務局 長は豊富な資料を使って講演しました。前総会(二〇一〇年)で半世紀ぶりに綱領を改定し、以来二年間「あらゆる場面で無差別・平等を貫く」「多くの団体・ 個人との共同・連携を強める」「あらゆる活動を共同組織とともに」「全国はひとつオール民医連の立場」を重視して、震災支援をはじめ社会保障活動や平和の 運動、医療・介護の質の向上などにとりくんできたことを紹介。震災支援の様子が動画で流れると、目頭を押さえる参加者もいました。
 また医療・介護、平和をめぐる情勢、民医連の医療活動や職員育成の課題などについて語りました。
 講演後、参加者は三~四人のグループでディスカッション。「運動の架け橋となる、ということはわかるが、そこまでのプロセスで大事なことは?」「自己責 任論について、どう語っていけばいいのか」「若い職員に語る時のポイントは」などの質問が出されました。長瀬事務局長は、「一方通行の学習会ではなく、若 い職員たちとそれぞれの『私と民医連』を語り合いましょう。一緒に地域に出て、具体的な事例をどうするか、ともに語り合いましょう。架け橋となる運動は苦 労の連続ですが、チームでの実践を大事に総会方針に結集し、乗り越えよう」と強調しました。

(民医連新聞 第1523号 2012年5月7日)

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