医療・福祉関係者のみなさま

2011年10月3日

6万人で“脱原発” さようなら原発9・19集会

 脱原発を訴える「さようなら原発5万人集会」(主催・同実行委員会)が九月一九日、東京・明治公園で開かれました。ノーベル賞作 家の大江健三郎さんやジャーナリストの鎌田慧さん、音楽家の坂本龍一さんなど著名人の呼びかけに、市民団体や個人、連合や全労連などナショナルセンターの 垣根を越えた労組など六万人超が参加。原発問題の集会では最大規模で成功しました。(木下直子記者)

「みたことない人数」

 開会前から会場周辺は、動けないほどの人の波。最寄りのJR千駄ヶ谷駅では、列車が停車したが、ホームが参加者であふれて降車できない事態にも。
 民医連も同集会の呼びかけに賛同し、職員や共同組織約一五〇〇人が参加。「こんな人数みたことない」「七〇年代の安保以来では?」という声があちこちからあがっていました。
 集会では、大江さんをはじめ、鎌田さんや経済評論家の内橋克人さん、作家の落合恵子さんらが発言。
 大江さんは「原子力は荒廃と犠牲を伴う。私たちには原発に抵抗する意志があることを政治家に知らせることが必要」と述べ「私たちにできることは民主主義の集会、市民のデモ」と呼びかけました。
 また、福島第一原発の事故から脱原発を表明している俳優の山本太郎さんも登場。「原発反対、子どもを守れ」と壇上からコールすると、会場の参加者も大きな声で繰り返しました。
 集会後のパレードは、渋谷や新宿など繁華街に向け、三コースで行いましたが、あまりの参加者数でなかなかスタートができず、歩けないまま「時間切れ」で帰るグループや県連もありました。

1000万人署名目指す

 この集会は、日本が脱原発・自然エネルギー社会に向けて転換することを求める署名「さよう なら原発1000万人アクション」の一環。署名は六月の提起からいま一〇〇万筆に。「三月に日比谷で行う集約集会を目指し一〇〇〇万集めよう。脱原発は国 民の意識を変える運動」(鎌田さん)と呼びかけられました。

(民医連新聞 第1509号 2011年10月3日)

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