医療・福祉関係者のみなさま

2011年4月18日

避難所で励まされる 中部協同病院

【沖縄発】三月下旬の一週間、坂総合病院の支援で避難所を担当した医師の犬尾仁です。多賀城第一中学で、七〇代の女 性との会話が印象的でした。広い体育館の中央に、ぽつんと置かれた布団に寝ており、最初は診察を拒みましたが、話をするうちに打ち解けました。私が沖縄か ら来たと言うと、「沖縄に申し訳ない。あれだけ戦争で犠牲になったのに、まだ辛い目にあっている。沖縄に観光で行くのは失礼だ。ちゃんと戦争の話を聞かな ければ」。こんな所で沖縄への心遣いにふれることができるとは、感無量です。
 今回の支援で、民医連の優れたマネジメントに感心しました。現場リーダーの裁量に任せてくれたため、臨機応援にさまざまな事態に対応することができまし た。医師になって、こんなに人の役にたった実感は初めてです。思わず両親に「育ててくれてありがとう」とハガキを書き、被災地臨時ポストに投函しました。
(「沖民救援隊」ブログより)

(民医連新聞 第1498号 2011年4月18日)

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