民医連新聞

2009年7月6日

「広島派遣村」で、民医連の役割を再認識 広島県民医連

【広島=花岡利明通信員発】五月二七日、広島駅地下広場で反貧困ネットワーク広島が「まちかど生活相談会」(広島派遣村)を開村。当県連は、生活・医療・健康相談に参加。各ブースに五〇件の相談が寄せられました。
 医療相談には一三人が訪れ、医師五人が対応、歯科相談には一六人が訪れ歯科医師五人、歯科衛生士四人、歯科技工士一人が対応しました。緊急性はありませ んでしたが、慢性疾患など定期通院が必要な人が多くみられました。生活相談にはSWが総出。「仕事もなく友だちもおらず不安だった」(二〇代女性)、「解 雇された会社の債務や両親の債務が重なり、失業給付もあと数日。どう生活するか、途方にくれている」(三〇代男性)など六人の相談はどれも深刻で、そのう ち三人が生活保護申請に直行しました。同時に行った健康チェックも好評でした。
 広島では初めてのとりくみでしたが、当県連からは、共同組織の役員を含む総勢六〇人が参加。切実な相談に触れ「患者の立場に立つ」「困難な人びとに寄り添う」民医連の役割の重要性をあらためて感じた派遣村でした。

(民医連新聞 第1455号 2009年7月6日)

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