民医連新聞

2009年3月2日

きっかけは、外来カンファと教会との懇談 京都民医連第二中央病院

【京都発】京都でもさまざまな団体が路上生活者を支援しており、当院からも積極的に参加しています。
 きっかけの一つは、石橋修・副院長を中心に昨年から始めた週一回の外来カンファレンス。多くの困難事例を検討する中で、職員の問題意識が向上してきました。
 もう一つは、地域で長年にわたり支援している教会の牧師との懇談です。「ホームレスは単なるハウスレスではない。帰る家も、家族も、地域のつながりも、 すべて失っている。だから、つながって、かかわることが大切」という牧師の話から、若い職員もたくさんのことを学びました。
 今年に入り、教会が加わる「寄り添いネット」の支援活動に参加。また、民医連や京都市職労の主催で、橋の下訪問や市役所前での夜の炊き出し、健康・生活相談などにとりくんできました。
 それを通して、私たちに何ができるのかを模索しています。入院につなげた路上生活者の退院時の住宅探しなど、新たな課題にも直面しました。今後は行政に 働きかける運動も必要だと感じています。息の長い活動となるようがんばりたいです。(三島桃子、事務)

(民医連新聞 第1447号 2009年3月2日)

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