民医連新聞

2008年7月21日

原水禁参加者が被爆者健診立ち上げ 立川相互病院

 【東京発】当院では、二〇〇七年の原水爆禁止世界大会参加者が実行委員会をつくり、学習会や交流会を行ってきました。その中で被爆者から「被爆者健診をしてほしい」という要望があり、六月二二日に行いました。
 当日は被爆者三〇人が受診。一年目研修医など医師九人、医学生二人を含む五七人の職員がボランティアで参加しました。
 一人ひとりに被爆状況などを聞くと「他院で『めんどうだ』と断られて以来、受けなかった」と。診察した医師は「患者さんの体験や想いをゆっくり聞けた。次回も手伝いたい」とのべました。
 健診後、交流会も行いました。一年目研修医と青年歯科医師は「地域とともに歩む病院。今後も利用してください」とアピール。会場を沸かせました。受診し た被爆者さんは「こんなにていねいに診てもらったのは初めて。これからも続けてほしい」と。被爆者健診を継続する必要性を強く感じました。(竹野伸子、事 務)

(民医連新聞 第1432号 2008年7月21日)

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