民医連新聞

2008年5月5日

子どもの医療費窓口無料化 市民の運動で実現 山梨民医連

【山梨発】県内の小児科医や保育士たちの呼びかけで「子どもの医療費窓口無料化を求める会」を二〇〇三年六月に発足させ、運動してきました。
 保育園や患者さんも署名に協力してくれました。提出した署名は、県知事あて三万八七四三筆、甲府市長あて一万六五七〇筆にのぼります。県や甲府市に一七回の要請行動をしました。
 これらの積み重ねが県の姿勢を変え、今年四月一日から子ども・一人親家庭・重度心身障害者の医療費助成の窓口無料化を勝ちとることができました。償還払 いの手続きに行かなくて済み、保護者は楽になり、「給料前に子どもの具合が悪くなっても安心」と喜んでいます。
 しかし、油断はできません。制度改悪を許さず、子どもを安心して健やかに育てたいという親の願いに寄り添い、活動を続けます。(宇藤千枝子、石和共立病院・小児科医師)

(民医連新聞 第1427号 2008年5月5日)

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