いつでも元気

2013年2月1日

みんなで学ぶ

介護施設の実情を学ぶ ふくおか健康友の会

 torikumi256_03一〇月二四~二七日、八つの支部で九つの班会がいっせいに開かれました。
 ある支部では特養ホームの職員を招いて、「介護を取り巻く課題」について学習。「介護の仕事は専門性が求められる『精神労働』『肉体労働』『頭脳労働』 にもかかわらず、年収がサラリーマンの平均を一〇〇万円ほど下回っているため、担い手を確保することが困難」などの実態が語られました。また、その特養 ホームでは、定員二九人に対して九七人もの待機者がいるとのこと。
 参加者からは「介護従事者が働きやすい環境をつくってほしい」「待機者の数に驚いた」などの感想が出ていました。
(蔭尾亜矢)

老いと介護を考える映画会 千葉・船橋二和病院健康友の会

 一一月二四日、老いや介護について考える映画会を開き、三八人が参加しました。
 映画は、市のフィルムライブラリーから借りたものです。認知症の義母の徘徊や暴言に苦しみながら、介護を一身に担う女性が描かれ、夫や地域の高齢者グ ループの協力を得て少しずつ状況が改善されていくというストーリーでした。 映画のあとの懇談会で感想を交流。介護保険制度をよく知る必要があることや、 認知症にならないために日頃から趣味や友人を大切にすることなどが話しあわれました。
(柏木文代通信員)

設立12年目の総会 岐阜健康友の会長良支部

 当支部の総会で、みどり病院の松井一樹院長を講師に、大腸がんについて学びました。
 お話を聴いたあと、「予防するためには?」「内視鏡はイヤだけど…」などの質問が次々に出ました。最後は、松井院長の「ぜひ大腸がん検診を受けてください」とのアピールに、みなさんガッテン!
 当支部は設立一二年目です。健康班会のほか、文化講座や餅つきなど、活動の幅が広がっています。さらに会員を増やして、住民の暮らしと命を守る運動の先頭に立つ決意を新たにしました。
(渡邉優通信員)

暮らしに役立つ学習会 石川・西健康福祉友の会

 一一月九日、ボランティアグループ「かなりや会」の学習会を開き、二〇人以上が参加しました。現在の医療や介護について、医療ソーシャルワーカーの立場から馬渡徳子さんにお話ししていただきました。
 介護保険などは実際に使うとなるとわからないことも多いため、とても有意義な学習会になりました。
 確定申告で控除を受けるためにも、医療費・介護費用に関するものは普段からまとめておいたほうがいいとのこと。悩んだり困ったりしたときは、医療ソー シャルワーカーに相談してくださいとおっしゃっていました。
(松村和子通信員)

家族で抱え込まないで 東京・足立健康友の会北千住支部

 当支部日ノ出合同班では一一月七日、包括支援センターの職員を講師に招き、認知症について学習しました。
 何人が参加してくれるのか手探りの状態でしたが、当日は会員さんがぞくぞくと集まり、座る所がなくなるほどに。
 講師の職員は、「当事者や家族だけで抱え込まずに、行政や地域の手を借りてください。周りの声にも耳を傾けて」と。「ざっくばらんに、こうやって集まれ ることが幸せなのね」と、みんなで楽しく語りあえました。
(大井民江通信員)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気2月号No.256より

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