いつでも元気

2013年1月1日

大江健三郎氏を招いて講演会

愛媛医療生協

 当医療生協創立60周年を記念して、内子町出身の大江健三郎氏の講演会が開かれました。会場の子規記念博物館には、650人が集まりました。
 大江氏は松山で伊丹十三氏と出あったことに触れ、「彼が私に道を示してくれた」と振り返りました。また、十三氏の父・万作氏の戦争責任論を読み上げなが ら、「だまされたほうも悪かったのではないか」と提起。原発事故にも話が及びました。
 「いま将来は明るいとは言えない状態」としつつ、「小さな行動を起こし、『もうだまされまい』と決意することが第一歩」と指摘。魯迅の『故郷』の一節 「歩く人が多くなれば、それが道になる」を紹介しながら、「首相官邸前行動は、数人の呼びかけから始まって、それが何十万人にもなり、道・広場ができた。 核廃絶、脱原発のためにみんなで歩こう。希望は道と同じで、人間がつくるものです」と呼びかけました。
(池本猛通信員)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気1月号No.255より

リング1この記事を見た人はこんな記事も見ています。


お役立コンテンツ

▲ページTOPへ