いつでも元気

2011年10月1日

脱原発のうねり

幅広く知らせて講演会成功 東京・東葛健康友の会

torikumi240_02 七月二三日、当友の会は「東葛病院退職者の会(同友会)」とともに、東葛看護専門学校で「福島原発と放射線被ばく」の講演会を開きました。
 放射線防護学の専門家、野口邦和氏を講師に迎え、原発のしくみと被災地の状況、放射能レベルの見方・考え方、生活上の注意などを具体的な例を交えて話していただきました。
 事前に両団体で一万二〇〇〇枚以上のチラシを配布し、流山市の広報紙にも掲載。診療所の小児科で宣伝し、市内のすべての保育園へお知らせしました。
 それが功を奏して、幼い子ども連れの若い世代を含めて三〇〇人以上の参加者が会場に。
 参加者から「子育ての上でもたいへん役に立った」「これまでは漠然と不安だったが、正しく理解し正しく恐れることの大切さがよくわかった」などの感想が寄せられました。
(加賀谷昭通信員)

上映会で鎌仲監督とトーク 岡山医療生協

 当医療生協平和環境委員会では、いま話題の映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の 自主上映会を七月七日に開催しました。映画は、山口県上関町にある祝島が舞台です。原発の建設計画に二八年間反対してきた住民の姿と、スウェーデンの持続 可能エネルギーのとりくみが紹介されています。
 鎌仲ひとみ監督をお招きしてのトークもたいへん好評で、参加者は熱心に耳を傾けていました。「いまこそエネルギー政策転換の時です。危険な原子力に頼っ てはだめ」「電気の送配電網を分離して、電力の自由化をすべき」など多くの感想が寄せられました。
(九鬼裕史)

原水禁壮行会で脱原発に弾み 徳島健康生協

 徳島県民医連では七月二二日、「原発学習&原水禁世界大会参加者壮行会」を開きました。徳島大学名誉教授・元健康生協理事長の服部敏彦氏に講演をお願いし、四一人の職員が参加。素粒子理論からはじまり、かなり詳しく話していただきました。
 また、ことしの原水禁世界大会には、三人の代表を送ります。代表団の決意表明があり、これからの脱原発のとりくみに弾みがつきました。
(石川弘和通信員)

放射能汚染対策で講演会 千葉・船橋二和病院健康友の会

 七月一五日、当友の会社会保障学校の第三講座を開きました。「原発がもたらす身体・環境への影響」と題して、花井透・千葉健生クリニック所長に話していただきました。
 いままでにないほど関心が高く、友の会員五〇人と職員三〇人が参加しました。
 花井先生は四〇年にわたって被爆者医療に携わり、チェルノブイリも踏査された方です。「福島原発事故はいまだに収束せず、全容もわからない。放射能汚染 の被害は計り知れない」と、図を使いながら丁寧に解説してくれました。
 政府や電力会社が福島原発事故の全容を隠し、責任回避の姿勢を続けるなか、私たち自身が身を守るために放射線量の測定や汚染マップ作りをする必要があり ます。国や自治体を動かしながら、日本中から原発をなくさなければと強く思いました。
(柏木文代通信員)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気10月号No.240より

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