副作用モニター情報〈156〉 患者が訴える危険信号(薬によるADLへの影響)
今回は、薬によるADL(日常生活動作)への影響についてまとめました。
表中の患者の訴えを抜き出すと「タバコを落とすようになった」「右足が引っかかる」「転びやすくなった」「舌がもつれ、話がうまくできない」などです。
これらの患者が表現した言葉から、日常生活への悪影響または生活上の制限が、薬剤によってもたらされていたことがわかります。なにげないちょっとした一 言や、動作の変化が副作用によって起きている可能性があります。そして危険信号と疑った場合は、薬剤との因果関係を日常的に追究していくことが重要です。
ここから得られた情報は別の患者へ臨床応用し、副作用の早期発見、重篤化予防に活用できると考えられます。こういった方向からも民医連の副作用情報を活用してください。
患者の訴える危険信号(99年上期のデータより)
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